もやし:椎名誠

モヤシ (講談社文庫)題名だけだと何の話かわかんないけど、最近ちょっと尿酸値が気になった椎名誠が、もやしに付いて偏愛的な感情を語りつつ、なんか食ったり飲んだりする話です。エッセイっぽいけど、私小説の暗い雰囲気もあって、だけど主題がもやしと尿酸値なんでどこかカッコつかない、みたいな感じ。僕はまだ二十代なんで尿酸値と言われてもピンとこないですけど、通風の下りは痛そうだし、なんとも対処がはっきりしない尿酸もなんだか怖いような気もします。
割とゆるゆるな椎名誠にしてもぐねぐねな話だと思いました。
【お勧め】★★☆☆☆