2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

まだ感想文が書けていないリスト

天皇が十九人いた:保坂正康←中々良い 日曜日の夕刊:重松清 地下鉄に乗って:浅田次郎 マルタの碑:秋月達郎←面白かった 砲艦銀鼠号:椎名誠 かえっていく場所:椎名誠 タンクバトルIII:齊木伸生←あんまり良くない

ヤバい経済学:スティーブン・D・レヴィット/スティーブン・J・ダブナー

山形浩生も褒めていたので読んでみました。ちょっと冗長だったり、興味が持てない部分(子どもの名前のくだりとか)もありましたけど、概ね面白かったです。道徳的に反している事実であっても、積み重ねが事実を表しているのであれば、それを受け入れる正直…

新宿熱風どかどか団:椎名誠

時代的には本の雑誌社血風録の続きになるのかな?所謂、「哀愁の町に〜」から続く椎名誠の私小説的なナニカです。本の雑誌社の規模が少しずつ大きくなってきて、株式会社になったり人がまた増えたりと色々変化はあるものの、椎名誠の周りにいる木村晋介やら…

もし僕らのことばがウィスキーであったなら:村上春樹

僕はウィスキーとかの強いお酒は呑めないんだけど、この文章を読むと流石に呑みたくなります。とてもうまい酒と心を注ぐような製造工程を、煽るような文章ではなく、落ち着いて、淡々とした文章でまとめています。 北の果てと言えるような、冷たい潮風と岩と…

神の子どもたちはみな踊る:村上春樹

初めて僕が手にした村上春樹の短編集。阪神淡路大震災を中心とした連作になっているんですけど、あんまり地震自体が主役という事は無くて、日本に生きる登場人物達の身近な所であの地震が起きた結果、色々な影響が現れてくる(それも間接的に)と言った感じ…