ダンス・ダンス・ダンス(上)(下):村上春樹

ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)羊をめぐる冒険の続きの話です。美しい耳をもった彼女を捜す為、僕は再び旅にでます。ですが相変わらず話は観念的で、時に都合良くて、時に理不尽で、まるで人生のようですね。沢山の殺人に出会って、沢山の場所を巡って、最終的に安心できる手近な場所(物理的/精神的)に落ち着くあたりも何かの成長過程のようです。
これが一人の青年が人生で正しいと思え、自分を預ける価値あるものを探す為のステップであれば、ちょっと凡庸かもしれません。しかし、このステップを踏み続ける事こそ、ダンスなんだぜ、みたいな?そんな感じなのかな。
【お勧め】★★★☆☆(面白いけど、良く解んない)