狼と香辛料(2):支倉凍砂

狼と香辛料 (2) (電撃文庫)
面白すぎて(そしてホロが可愛すぎて)ついつい続きを素早く買ってしまいそうになりつつも、なんだか読み切ってしまうのが勿体無くて、ちょっと嬉しぃ葛藤を繰り広げている(僕が)狼と香辛料の2巻です。
今回はホロのナイスアシストをぶち壊しにするロレンスのヘタレっぷりが輝く導入で始まります。今回の話、個人的には苦手です。別に面白くないわけではない(まぁ若干盛り上がりに欠けるけど)のですが、ロレンスが追い詰められた時の描写がなんだか真に迫りすぎると言うか、他人事じゃないというか(笑)
別に僕は借金まみれじゃないけどね。
ちょっと惜しいなぁと思ったのは、ノーラと言う羊飼いの子が割と重要な役割(ストーリー的にも萌え的にも、笑)を果たすのですが、ちょっと描写が甘く感じました。色々と背景のある子なので、もっともっと魅力的に描けるハズだと思うのですがね。ま、その分、ホロとロレンスの2828っぷりは良い感じなのですけど。
あと、今回は密輸の話と言う事もあって、お金方面の匂いはあんまりしませんでした(1巻に比べれば、ですけど)。要するに、ロレンスは商人でなくてもこのライトノベルは面白いのですね。
【お勧め】★★☆☆☆(基本的にこの星は厳しめ)