SimplyMEPIS-2004.2をuim-anthyで日本語化してみた。
SimplyMEPIS-2004.2を日本語化する方法は2ch Linux Beginnersに書いてあるけど、Anthyとかを使う方法です。とゆーても大した違いはないけどね。
始める前にこのやりかたの問題点を並べてみる(僕の知ってる限りの問題点)。
- mozillaでの日本語入力時、変換候補が左上に表示される。
- ヘルパーアプリケーションの表示がおかしい(uimの状態を示すアプリがシステムトレイに常駐するけど、表示が変だった。使用上の問題はないみたいだけど)。
- コピペに難有り?なんか上手くCtrl+Cでコピー出来るときと出来ないときがある。マウスの右クリックだと正常にコピーできるので、入力関係の問題だと思うけど、まだ未調査。なんでかな。
じゃぁ始めます。
- HDDにMEPISをインストールする
気を付けるのはHDDへのデータ書き込み後にキーボードの設定とかロケールの設定とかできるので、そのへんをちゃんと106-jpなりeuc-jpなりしておかないとあとで困りがち。とゆーかかなりめんどくさそう。 - ログオン
最初は必ずrootでログオンします。 - apt-getで日本語環境のツールをインストールする。
#apt-get update
#apt-get install anthy uim kde-i18n-ja ttf-kochi-gothic ttf-kochi-mincho language-env
ソフトの内訳は以下の通り。
anthy(変換エンジン)
uim(インプットメソッド)
kde-i18n-ja(KDEの日本語化用)
ttf-kochi-gothic(フォント sans-serif)
ttf-kochi-mincho(フォント sans)
language-env(日本語環境設定用ツール) - インストール後、ユーザでログオン
特に説明は無いです。 - language-envで環境設定する。
Kメニュー→Applications→Browse ALL→アプリケーション→システム→language-envairoment
の順で辿るとjapanese-envairomentがあるのでそれを起動して、適当に答える。確か日本語環境には関係の無い設定をしますか?みたいな設問にはyesと答えた。意味はあるかはわからない。 - xsessionの編集
/home/hoge/.xsession(hogeはユーザアカウント名)を開いて、[XMODIFIERS=@im=uim-anthy ; export XMODIFIERS]の行のあとに以下を追加。
GTK_IM_MODULE=uim-anthy; export GTK_IM_MODULE
exec uim-helper-toolbar-gtk-systray &
一行目はGTK向けのインプットメソッドをuim-anthyに指定しているみたい。二行目はuimのヘルパーアプリケーションを起動しているのだけど、要らないかも(未確認)。
(9月22日追記)二行目はなくても動くっぽい。使ってみて要らないな、と思ったら編集して二行目を削除するなりコメントアウトするのが吉。 - 変換時に変換候補が画面右上に表示されるのを修正する。
このままだとキャレット(変換候補?)が画面の左上に表示されて使いづらいので修正する。KDEはQtの設定を変更する。
/home/hoge/.qt/qtrc(hogeはユーザアカウント名)を開いて[General]とゆーセクションにある行を修正。
XIMInputStyle=On The Spot
これを
XIMInputStyle=Over The Spot
このように変更。
これで大体はおしまい。kWriteとかを開いてShift+スペースで 変換モードがONになります。
あと僕の好みとして、以下の作業を行いました。
- 音が出なかったのを修正。
最初、音が出なかったのでkmixを起動してoutputタブのpcmをonに変更。 - ログオン時にコンソールが起動するのを止める。
ログオンに時間がかかるので、気を利かせてきれているのだろうけど、僕はコンソールとか使わないので修正。
/home/hoge/.xsession(hogeはユーザアカウント名)を開いて、
if [ -z "$TERMINAL_EMULATOR" ] ; then
から
fi
までをまとめてコメントアウトしました(各行の先頭に#を付ける)。 - mozillaの日本語化
mozilla ローカライゼーション
ここを参照。
とゆー訳でおしまいです。ちょっと疲れたけど満足です(結論としてはkinput2+cannaの方が労せずして良い環境を今は手に入れられるんじゃないかと思った)。間違いが見付かったら指摘をお願いします。