ちゃれんじ?:東野圭吾

ちゃれんじ?昔は運動が得意だった作者も、今じゃ立派なおっさんの仲間入り。だけどひょんなキッカケから、興味だけはあった「スノーボード」を始めることになって…。と言う東野圭吾のエッセイ。東野圭吾はいつものミステリから想像されるの人物像とは結構違っている人なので(かなり関西人の血が強い感じ)、生真面目な文章を期待していると拍子抜けします。「あの頃ぼくらはアホでした」みたいな軽くて笑える雰囲気のエッセイになっていて、ちょっとだけ読もうと思って読み出したら、あっという間に読み終わってしまいました。最初はゲレンデでゴロンゴロンとこけまくっていた作者が、ザウス通いを繰り返し、周りの良い大人達を巻き込みながら上達して行く様は、親近感を覚えます。あんまりプライベートが出てこない作家連中の普段が垣間見える所も良かったです。
【お薦め】★★★☆☆(東野圭吾はイイ男だねー)