空を駆けるジェーン:アーシュラ・K・グウィン

空を駆けるジェーン (講談社文庫)翼の生えた猫の冒険劇。翻訳は村上春樹です。所謂、大人向け絵本の類になるのかな?ちょっとこれから何かを読み取れ、と言うのは大人には難しいような気がしますけど…。「猫」と「翼」は「自由」で繋がりますよね。と、言うことはこれは自由に対する物語なのかな。自由とそのリスク、そして自由な自分が選ぶべきこと。最終的にジェーンのお母さんに会えて、そしてスリリングな都会にジェーンが住み着いた、と言うのは何か意味があるのかも。
まぁそんな細かいことを考えなくても、黒猫のジェーンはとてもキュートで可愛いし、気の利いた文章(と翻訳)も面白いのですけど。
【お勧め】★★☆☆☆(誰に勧めればいいのだ…)