秩父事件−圧制ヲ変ジテ自由ノ世界ヲ−:秩父事件研究顕彰協議会

秩父事件―圧制ヲ変ジテ自由ノ世界ヲ秩父事件と言えば現場が僕の地元に近いことも有って、何かの本(確か郷土歴史資料だった)で興味深く読んだ覚えがあるのですけど、こうやって事件の登場人物の描写まで含めて細かく知ったのはこれが初めてでした。自由民権運動とか歴史の教科書でしか知らなかった単語を、実感を持って感じる事が出来たのは良かったと思います。今から考えれば殆ど無法地帯みたいな秩父の状況ですけど、こう言った、日本を構成する人々の、それこそ末端からの運動と犠牲があって、日本と言う国は作られた、と言う面もあるのだなぁと思うと感慨深いです。確かに法律が無くて、裁判所も警察も自分の事しか考えてなかったら、反乱と言うか世直しだって起きるよね。
【お勧め】★★★★☆(マニアックだけど面白い)