新宿熱風どかどか団:椎名誠

新宿熱風どかどか団 (新潮文庫)時代的には本の雑誌社血風録の続きになるのかな?所謂、「哀愁の町に〜」から続く椎名誠私小説的なナニカです。本の雑誌社の規模が少しずつ大きくなってきて、株式会社になったり人がまた増えたりと色々変化はあるものの、椎名誠の周りにいる木村晋介やら沢野ひとしやらは全く変わりなく(本当は変わってるんでしょうけど)、いつも通りの馬鹿っぽい騒ぎを繰り広げていて、そして椎名誠は気持ちの向く場所へ突撃している、とゆー感じ。
この時代ぐらいまで来ると文章が「哀愁の町に〜」程は肩肘張ってなくて、でも「赤マント」シリーズみたいにゆるゆるでもないちょうど良い力加減で、人に勧めやすい気もします。第一、面白いしね。
【お勧め】★★★☆☆(ここから始めるのはどうなのかなぁ)