ビルマの竪琴:竹山道雄

ビルマの竪琴 (偕成社文庫)「おーい、水島。一しょに日本へかえろう!」とゆー台詞は聴いた事が有っても、実は読んだ事がなかったビルマの竪琴です。インパール作戦だとかあの辺の話はいつもいつも悲惨一辺倒ですけど、悲惨な中にこう言った救いのある話(あるいは救いの無い話)があったかも、なんて想像するのは楽しいですね。この本と前後して現在のビルマミャンマー)を椎名誠が歩き回った本を読んだのですが、僧侶と彼らを取り巻く環境は太平洋戦争からこっち、何も変わっていないように感じました。さすが仏教。
しかしこれが子ども向けの本に掲載されていたと言うのは凄い。昔の子どもはこれを難なく読んだんでしょうか?ストーリーは情緒的だし、戦争に対するメッセージは明確だけど簡単では無いし。いくら時代が違うとは言っても、今の子どもじゃこれは楽しめないんじゃないの?(最近の子どもとか良くわからんけど)
【お勧め】★★★★☆(読んで損無し)