羊をめぐる冒険(上)(下):村上春樹

羊をめぐる冒険(上) (講談社文庫)これはいったい何の話なのだ?と言うのは村上春樹を読むといつも思いますけど、つまり鼠と自分は表裏一体の存在で、そうである自分と、そうでありたかった自分=鼠を、自分が心の中に見付け、清算すると言う青年の旅立ちの話なんでしょうか?ただの小説として読むとあまりに観念的で超常的すぎます。だけど言葉の向こう側の気持ちの流れのようなものはすんなりとは言ってくる感覚。正直言ってちょっと気持ち悪いような感じです。
【お勧め】★★★☆☆(割合読みやすい)