沈黙ピラミッド:上野遠浩平

ブギーポップ・クエスチョン 沈黙ピラミッド (電撃文庫)
ブギーポップ・シリーズの最新刊(とは言え、発刊はだいぶ前ですが…)です。最近はマンネリも著しいブギーポップですが、それでも地力が違うせいかやっぱり面白いです。今回は死にたがりの人造少女とその友人(?)の話です。
今回の主題は二つあったように思います。少女にとって恋愛は自分の世界と同じくらい大事で、それは立場なんか関係ないと言うものと、消えていく想いは消えていく事こそに意味があるんだよ、という。なんだからよく分からないような気がしますが、それはそーゆーもんだと思います。だってブギーポップだもの。
今回はちょっと出来が良かったです。ここ数年で一番好きかな。どんどん人造人間が人間臭くなっていくのですが、大丈夫でしょうか?そのうち反乱しちゃう?
【お勧め】★★★☆☆