虞美人草:夏目漱石

さすが100年前の本だけ有って、読みにくい事甚だしいです。登場人物もみんな似たようで見分けがつきにくいし、そもそも中に出てくる言葉も良く理解出来なかったり(巻末の辞典が無かったら読めなかったと思う)。でもそれらを乗り越えて読むと、これは青春群像モノと言うのが一番当てはまるんですかね?迂闊な人ならきっと藤尾にツンデレを見いだしり、小夜子に萌えたりするに違いない。
ただ結末はあれで良かったんでしょうか。昔ならいざ知らず、今の人間が読むと違和感が強いと言うか、帰って片手落ち的に感じられると言うか、ちょっと共感出来ないように思います。
【お勧め】★★☆☆☆(ちょっと勧められない)