弱小国の戦い:飯山幸伸

弱小国の戦い―欧州の自由を求める被占領国の戦争 (光人社NF文庫)
第一次世界大戦第二次世界大戦のヨーロッパの歴史を通して、ベルギーや東欧諸国がどうやって激動の時代を生き抜いて来たか?を書いた本です。とりあえず目についたのは、素材は面白い割に文章の書き方がちょっとおかしいと言うか、推敲が明らかに足りてないので、読むのが苦痛でした。でも、素材自体は僕に取って非常に興味深く、歴史の授業では余りに複雑過ぎて「火薬庫」としか触れられない東欧諸国の立場や歴史的経緯を(文体以外は)分かり易く書かれていて、中々貴重な気もします。
この本を読んでポーランドの悲惨な歴史がその国土を原因としている事を知りました。日本のように周囲を海で囲まれた国は、それだけである意味幸せなのかも知れません。
【お勧め】★☆☆☆☆(勧められて読む類いの本では無いです)