2007-02-28から1日間の記事一覧

弱小国の戦い:飯山幸伸

第一次世界大戦〜第二次世界大戦のヨーロッパの歴史を通して、ベルギーや東欧諸国がどうやって激動の時代を生き抜いて来たか?を書いた本です。とりあえず目についたのは、素材は面白い割に文章の書き方がちょっとおかしいと言うか、推敲が明らかに足りてな…

うずまき猫のみつけかた:村上春樹

うずまき鳥が好きだったので、名前に釣られ初めて買った村上春樹のエッセイ本(この感想文は読んだ順に紹介している訳では無いのです)。外国暮らしとマラソンを軸に村上春樹の本音に近い部分を読める本だと思います。 この本を読んでいると欧米に置ける本当…

瀬島龍三−参謀の昭和史:保坂正康

戦中は陸軍参謀として、戦後は商社の防衛商戦のリーダーそして政府の助言者として日本と言う国に少なからず影響を与えた、瀬島龍三と言う男を(公平な視点で)描いた本です。とは言え、事実を明らかにして行く中で、やや批判的な文章になっています。と言う…

パン屋再襲撃:村上春樹

パン屋再襲撃を始めとした短編集です。確か国語の教科書だか何かでパン屋再襲撃を読んだ事があって、懐かしい気持ちで購入。表題作以外にも例の双子の話だとか、ねじまき鳥の元ネタ?みたいな話があって、好きな人はにやりと出来る感じです。 この本の中で一…

一週間程度前の事

正直に書けば嬉しい。遠くから眺める程度の距離になったとしても、後味の悪い幕切れのようにさえ見えていたのだから。とは言え、積極的に戻ってくるべきで、それが全てだとも言えない。悪い事は悪い事だし、単純に罰を与えてそれで手打ちになるべきなのか。…