感想文が欠けてない本。

どこからどう見ても立派な軍ヲタです。本当に(ry

昭和良識派の研究:保坂正康

昭和良識派の研究―この時代から何を語り継ぐべきか (光人社NF文庫)
たまには真面目な光文社NF文庫を思って(そこから離れないところがポイント、笑)、菊池寛賞受賞ですって。よく知らないけど。
内容は戦前戦後の出来事を「良識」というキーワードを通じて、人の在り方を問い掛けています。人物だと高松宮瀬島龍三などが取り上げれられており、保坂正康の他の著書の内容を別の視点で取り合げた形と言っても良いかもしれません。
歴史を語る時、つい陥ってしまいがちな落とし穴として「後から理屈をつける」と言うのがあるかと思いますが、事後であれば何とだって言える訳です。そういった形で歴史を語るのではなく、その時代、空気の中で如何に人は生きたか、その時、彼(または彼女)は何を考え、どの様な観点で生き方を選んできたのか、これこそが歴史を知る上で忘れてはならない視点だと思うのです。
ただ年表を覚える、言い訳をする為に人は歴史を重ねてきたわけではない、と言うのは簡単ですが、彼らの判断を自分の生き方にまで噛み砕いて物にするのはとても難しいはずです。
僕はまだこの本を読み始めた、と言っても良い段階なのかも知れません。名著は常にそうであると信じますが、何回も、時間を、立場を、変えて読んでこそ、本当の価値を理解できるのです。
【お勧め】★★★★☆(入門書としてもおk)

狼と香辛料(1):支倉凍砂

狼と香辛料 (電撃文庫)
たまには光文社NF文庫ばかりじゃなくて、普通のライトノベルも読みたいなぁ、なんてブギーポップを読みながら思って、オンナスキー君に教えて貰ってご購入。
いやぁ。面白かったです。世界は普通のファンタジーなのですが、主人公が商人なので、剣と魔法は全く出てこないのですね。ひたすら貨幣の切り替えがどうの、売掛債権がどうの、と経済的な話と相手の裏をかく交渉事ばかりをやっている訳です。

それとヒロインである所のホロが、まぁかわいい(笑)
頭がよくて、ロレンス(主人公)を好きなだけ手玉に取りつつ、ツボを押さえたタイミングで甘えてくる訳です。この甘え方もなんつーか、若干のエロさとしおらしさを交えつつ、演技のようで時々本音が混じってるとゆー、このM男の夢みたいな女性は何ですか、と(笑)
そんな訳で久しぶりにライトノベルにずぶずぶとハマっています。一ミリも後悔してません。うはは。
1巻は二人の出会いと貨幣切り替えが主題なのですが、商人のギリギリとした交渉の雰囲気がよく出てるし、ホロがただ可愛いだけじゃなくて、商活動にちゃんと活躍しているのも良かったです。
【お勧め】★★★☆☆(ラノベ好きならどうぞ!)

沈黙ピラミッド:上野遠浩平

ブギーポップ・クエスチョン 沈黙ピラミッド (電撃文庫)
ブギーポップ・シリーズの最新刊(とは言え、発刊はだいぶ前ですが…)です。最近はマンネリも著しいブギーポップですが、それでも地力が違うせいかやっぱり面白いです。今回は死にたがりの人造少女とその友人(?)の話です。
今回の主題は二つあったように思います。少女にとって恋愛は自分の世界と同じくらい大事で、それは立場なんか関係ないと言うものと、消えていく想いは消えていく事こそに意味があるんだよ、という。なんだからよく分からないような気がしますが、それはそーゆーもんだと思います。だってブギーポップだもの。
今回はちょっと出来が良かったです。ここ数年で一番好きかな。どんどん人造人間が人間臭くなっていくのですが、大丈夫でしょうか?そのうち反乱しちゃう?
【お勧め】★★★☆☆

ショートムービーを作ったよ

最近はX03HTを弄るのもそこそこに(youtubeがリアルタイムに見られるようになった!)、Rigidchipsのショートムービーを作って居ました。これ。ちょっとジャンルが分からないけど(架空戦記モノ?)、結構な時間の掛った労作です。出来は…うーん。こーゆーのって考えるのは楽しいけど、完成させるのはすごく大変なので、その意味でよく頑張った、と思います。
特に苦労したのは撮影と音楽ですね。撮影はモデルの出来があんまりよくないので、思った通りのカットを撮ることが難しくて、何度も何度もやり直しをして、ちょっと泣きそうになった。
音楽は、まず僕に楽曲を選ぶセンスが無いのと、そもそもCCライセンスで曲を集めるのに苦労しました。

Rigidchips the movie - Truth No. 2
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3184755

ちょっと寂しいなぁ。

知り合いのブログが立て続けにプライベートモードに移行してしまってちょっと寂しい気持ち。
多分、色々あるんだろうなぁ、とかボンヤリと考えつつも、そのような状況がまた寂しいものだなぁ、と。ちょっと弱すぎる考え方かな。

久しぶりに携帯を買い換えたよ(X03HT)

題名にある通りなんですが、久しぶりに携帯を買い換えました。本日発売のHTC製スマートフォンことX03HTです。MNPを使ってドコモからソフトバンクに移動してみました。まだ何も設定して無いので、新メールアドレスの連絡も含めて、しばらくは楽しみです。一点気がかりなのが、以前にメモリを飛ばしてしまった事があって、新アドレスの連絡が全員には出来ないかもしれない事です。うーん。メールアドレスが取れたらココにさらすかも。
で、Windows Mobileですが、Windowsの組み込み向けを使うのは相当久しぶりですね。今は無きMobile Gear以来でしょうか。知ってるモバイルギアって?良い端末だったんだよなぁ…(遠い目)あの頃はウィルコムなんて無くてDDIポケットのH"で28kでした。それでもつなぎ放題は革命的だったんだよ…。その内、Sonet BitwarpPDA+ザウルスになったし…、懐かしい。

で、X03HTの軽いインプレッション。

  • 思った以上に小さい。普通の携帯以下かな。
  • 筐体はしっかりしてる良いシャカシャカ感。質感は良いね。
  • ボタンはちょっと押しにくい。位置が下過ぎる。
  • キーボードは割りと使いやすい。
  • 文字入力はまぁWindowsらしい癖のある感じ。
  • まだ処理の重さは感じない
  • IEの描画は結構速い。でもネットワークは反応がちょっと遅い(仕方ない)。

何しろ小さくまとまってるのが良いと思う。手のひらに収まる感じは他のスマートフォンにはないんじゃないんだろうか。

今後はOpera入れたり音楽だとかニコニコ視聴したり、WLANの設定したりと、じっくり楽しみたいと思います。